2025.4.22 - 5.4
島根径 Shimane kei
DULL COLOR
35mm モノクロ
ゼラチンシルバープリント 11×14in. 23枚
しまねけい・略歴 >>
写真
(読み)シャシン
(その他表記)photograph
翻訳|photograph
しゃ-しん【写真】
1 光・放射線・粒子線などのエネルギーを用い、視覚的に識別できる画像として記録すること。また、それによって記録したもの。一般にはスチールカメラで写した映像のことで、被写体の像をレンズを通して感光材料(フィルム)の上に固定した画像や、デジタルカメラで撮影してメモリーに記録した画像データのことをいう。またさらに、そのフィルムやデータを使って印画紙に焼き付けたり印刷物にしたり、デジタルデータの場合は、ディスプレーなどで表示したりした画像のこと。
2 ありのままを写しとること。写実。
「文章を綴るに当たりて...―を本意として綴らんは非なり」<逍遥・小説神髄>
3 <「活動写真」の略>映画。
辞書で写真と引くとこのように記してあった。
写真とは何なんだろうか?
自分にとっての写真、街に行き写真を撮る行為は、街の記録、人の記録、思い出等ではなく、言うなれば極めて個人的な記録、写真への好奇心だと思っている。
そこにどうしたいもこうしたいもなく、カメラを持って街に行き気付いたらシャッターを切ってしまっている。
ただそれだけでそれ以上もそれ以下もない。
いやでも、やめたくても、大切な誰かを傷つけてもシャッターを切ってしまう。
だからといってそれによって何かがもたらされる訳でもなく、残るのはただただ写真だけ。
それでもシャッターを切ってしまうからこれはもう写真と心中するしかないと思っている。
街で感じた瞬間の高揚や臨場感は、大抵の場合出来上がった写真には見事に反映されず、脆くもボロボロと崩れ去る。
しかし、極々稀にその場で感じた以上の所に写真が連れて行ってくれる事がある。
カメラでしかなし得ない、その場で撮影した写真でしかなし得ないそれを求めてただひたすらにシャッターを切る。それしかないと思っている。
2024年6月〜2025年3月に撮影した写真を軸に構成した、渋谷、新宿、原宿を中心としたストリートスナップショット。
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