2010.11.23 - 12.5
原芳市 Hara yoshiichi

光あるうちに

6×6判 モノクロ 11×14in. 約30枚
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◎トルストイ著、『光あるうちに光の中を歩め』は、古代キリスト教に生きる2人の若者を通して描く、晩年の彼の思想を色濃く示した小説だ。無知なぼくは、その小説を知らずに、『光あるうちに』とタイトルした写真を撮影しはじめていた。ちょうど15年ほど前のことだった。
◎ある時、何気なく古本屋の書棚を見ていた時、薄っぺらな文庫本のタイトルに、釘付けになった。それが、『光あるうちに光の中を歩め』だった。
◎それは、『光あるうちに』というぼくの問いに対する解答が、トルストイによって、与えられているような衝撃だった。ぼくが、『光あるうちに』といいさした時、トルストイから、『光の中を歩めと』結論付けられてしまったような不思議な感覚を持ったのだった。
◎勝手な思いだったが、トルストイのその小説とは無関係に、そのタイトルだけが、ぼくの脳裏を渦巻いていたのだった。何を見ても、何をやっていても、常にそのタイトルが、リフレインしていたのだった。そして、何気なく気になって撮影した光景や人やモノは、そのタイトルに導かれて撮影したのだ、と撮影し終えてから思ったりするのだった。

原芳市

2011.5.31 - 6.12
梁丞佑
「自ずからに由る I 」


2011.5.17 - 5.29
那須悠介
「日照条件と写真」


2011.5.3 - 5.15
下垣外純
「イマジナリーライン」

2011.4.22 - 5.1
星玄人
「Street photo exhibition 8」

2011.4.12 - 4.20
牟田義仁
「1994-#02.」

2011.3.29 - 4.10
阿部真士
「passages」

2011.3.18 - 3.27
那須悠介
「鉄石相剋」


2011.3.7 - 3.16
阿部真士
「passages」


2011.3.5
西村多美子
「実存 1968-69状況劇場」

2011.2.22 - 3.2
安掛正仁
「蛞蝓草紙」

2011.2.11 - 2.20
星玄人
「Hoshi haruto
street photo exhibition 7
大阪」


2011.2.1 - 2.9
島根径
「DULL COLOR」


2011.1.18 - 2.30
牟田義仁
「事物の事日記」


2010.12.17 - 12.26
服部成児
「なだらかな偏差」

2010.12.7 - 12.15
那須悠介
「名古屋 2001 - 2010」

2010.11.23 - 12.5
原芳市
「光あるうちに」


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